設備管理・運用改善
2025.3.25
「この酷暑、エアコンが止まったらどうしますか?」
ミロクルカルテ × X-GAIAを活用した、とある現場の取り組み
はじめに
夏の猛暑、近年は異常なくらい暑い日が続きます。全国の施設や現場では、エアコンがフル稼働していることでしょう。
そんな中、もし突然エアコンが止まってしまったら? 特に医療・介護・製造の現場では、人命や業務に直結するトラブルになりかねません。
ある施設では、70台以上のエアコンを管理していました。大規模な建物では、100台を超えることもあります。
「どのエアコンが止まってる?」「修理はどこまで進んでる?」そうした情報を集めるだけでも、現場はてんてこまいです。
本記事では、設備管理の“あるある課題”に対して、ミロクルカルテと3DマップサービスX-GAIAを組み合わせて解決した、とある現場の取り組みをご紹介します。実際のプロジェクトをベースにしたお話ですが、共通する課題があれば、ぜひ参考にしていただければと思います。
この記事の目次
1
エアコンの状態を把握するのが一苦労
冷風が出てない!と現場から声が上がっても、どの部屋のどのエアコンかを探すところからスタート。
修理依頼はしたものの、酷暑の中で業者さんも対応に追われててんてこまい。今このエアコン、いつ直るんだろう…?そもそも依頼ちゃんと通ってる?業者さん、もう見に来たの?状況が見えず、不安ばかりが募る…そんな声も少なくありません。
担当者まかせになっていて、他の人が把握できない
この設備、全部○○さんに任せきりで…現場では、よくある話です。
特定の人に情報が集中していて、他のスタッフが対応できない。引き継ぎがうまくいかず、トラブル対応に時間がかかる。記録はあるが、どこに何があるかまで“ぱっと分からない”。いざという時に、「誰に聞けばいいの?」となる現場は意外と多いのです。
2
この現場では、クラウド設備管理サービス「ミロクルカルテ」と、3Dマップサービス「X-GAIA」を活用しました。
導入によって実現したのは、「設備と場所の紐付けを、誰でも簡単に見つけられる」環境です。
各設備がどの部屋にあり、どんな履歴を持っているかを一覧できる。3Dマップ上で設備の場所をタグ表示、クリックひとつでカルテの詳細へアクセス。スマホでQRコードを読み取れば、現場にいながら履歴や図面を確認可能。これにより、属人化を防ぎ、誰でも素早く正確な対応ができる体制が整いました。
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新しいシステムを導入しても、現場で使いこなせなければ意味がない。そこで、以下のような工夫を行いました。
QRコード × 3Dマップの組み合わせで、迷わない設備検索
各設備にQRコードを貼付し、スマホで読み取ればミロクルカルテに直接アクセス。3Dマップで、部屋の中のどこにどんな設備があるかを視覚的に把握。ITに不慣れなスタッフでも、自然な形で情報にアクセスできる。「誰かに聞かなくても、すぐに確認できる」ことが、現場の安心感に繋がっています。
4
この仕組みを導入するにあたっては、実際の施設と現場に合わせた調整も欠かせませんでした。
撮影・データ収集のタイミングに配慮
患者さんや利用者がいない時間帯を選んで施設内をスキャン。撮影NGの部屋や掲示物はマスキング処理を実施。必要な設備情報を整理し、ミロクルカルテにひとつひとつ丁寧に登録。
セキュリティ・公開範囲にも配慮
院内向けと外部公開向けでデータを切り分け。「病院の中だけで使う情報」と「外部の関係者に見せてもいい情報」を明確に分離。閲覧権限の設定やアクセス制限も含めた導入支援を実施。
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この施設では、「先進的な取り組みを進めていることを外部にもしっかり伝えたい」という思いがありました。今回のミロクルカルテとX-GAIAの活用事例は、病院のPRとしても活用され、信頼性や安心感のアピールに貢献しています。
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今回の取り組みは、X-GAIA(クロスガイア)との連携事例としても紹介。展示会などでも実際に好評をいただいており、業界内でも興味を持たれる方が増えています。
7
設備の管理、実は現場任せになってる。今どの機器が壊れてるのか、すぐに分からない。何かトラブルがあったとき、記録を探すのが大変。そんな現場にこそ、設備と場所を“見える化”できる環境が効果を発揮します。ぜひ、ミロクルカルテ × X-GAIAの導入事例を参考にしてみてください。オンラインでのご説明・ご相談も承っています!
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